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御多分に洩れず、私の孫も6歳になり生意気盛りです。この間、幼稚園で将棋が出来る友達がいるから「僕にも教えて欲しい」と言うわけです。自分が知らない事が悔しいのでしょうか。ちなみに私が将棋を教わったのは親からで、小学1年の時だった気がします。

早速孫を連れて近くのトイザらスに向かいました。将棋盤と同じ棚に、孫が「これは知っている」と言うオセロ盤もあったので一緒に買ってやりました。

帰宅後、早速将棋の駒を取り出し、それぞれの動かし方や「成金」の意味などを教えてやりました。この日から毎夜やるようになりましたが、6歳の孫には早すぎたのか、一向に上達する気配がありません。仕方ないので、私が1つでも取られたら負けというルールの「はさみ将棋」に切り替えました。今では、はさみ将棋と、孫が得意だと言うオセロも取り入れて毎夜1回づつ対戦しています。

対戦するにあたって、オセロもはさみ将棋も必ず自分で準備して、負けた方が片付けをする約束をしました。対戦前には「お願いします」と挨拶をする礼儀も教えました。 今までなかなか言う事が聞けなかった孫でしたが、私が「約束を守らないとオセロやらないよ!」と言うと、かなり言う事が聞けるようになり、しつけとコミュニケーションがうまく取れるようになったと思います。

そんなある日の夜の出来事です。何と私がオセロで負けるという失態を犯してしまったのです。孫は狂喜し、約束通り私が片付けをしていると、実に満足げな嬉しそうな顔で家中にその事を言って回っていました。後にも先にもその1度以外は私の快勝ですが…。

しかし最近は、64個あるオセロの勝ち負け数がかなり接近しており、孫はますますやる気を出しています。自分で石を数え、32個が半分だからいくつ負けたのか計算も出来る為、オセロは立派な教材ともなっています。

この孫ですが、私に似てお風呂が大好きで、そんな所がまぁかわいいわけであります。

話はそれますが、当館の休憩処等で自前の小さな将棋盤で将棋をなさっているお客様を何度がお見かけしました。ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。フロントにて囲碁と将棋セットの無料貸し出しをはじめました。

将棋好きの日本人は、約1,500万人位いると言われています。いつでもどこでも楽しめる将棋を、これからも孫に教え継いでいきたいと思っています。

そして私が高校1年の時に覚えた囲碁の「おもしろさ」も、早く孫に教えたいものだと、今からその日が来るのを楽しみに待っている次第です。