戦国武将の馬印と言うと、まず豊臣秀吉の「千成瓢箪」が思い出されます。
以前、岐阜の金華山に孫と一緒に登り、その頂上の岐阜城で信長の家来であった秀吉が当時の稲葉山城(現在の金華山)を野武士の助けで奇襲し、山の中腹から腰にさげた瓢箪を振って、攻めこむ道筋を味方の軍に合図を送り勝利したという話です。
そして、それ以後秀吉は、武功をあげるごとに一つずつ瓢箪の数を増やしていったという話であります。
これにちなんでか、豊臣秀吉がわずか数日で築いたとされる出世城として知られている大垣市墨俣町の一夜城に「秀吉の出世」にあやかりたいという思いの「願掛けの出世ひょうたん」が棚のように並べられています。ここで願掛けをすると、効能あらたかというわけです。
又この墨俣は、城の周りを流れる川の堤防沿いに1000本以上の「ソメイヨシノ」の桜並木が2km位続いています。桜の咲く頃は屋台も出て多くの人で賑わいます。
小生の自宅からほんの数キロで「夜桜見物」と「味噌おでん」につられてよく出かけます。
又秀吉は出世して、近江長浜城主になるわけです。現在も、秀吉ゆかりの六社寺(無病=瓢箪六つ)として、神照寺、八幡宮、知善院、舎那院、豊国神社、総持寺があり、それぞれで瓢箪を授かれば、無病息災、開運招福と言われています。
機会があれば、「近江長浜、六瓢箪めぐり」にお出掛け下さい。勿論、グルメ(至高のマス料理、サバそうめん、鯖棒ずし、近江牛等)も温泉もあります。