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1.朝熊(あさま)の間・五十鈴(いすず)の間

朝熊(あさま)の間・五十鈴(いすず)の間

お食事処「ひょうたん亭」の奥には、和室8帖の個室が2部屋あり、朝熊山から「朝熊の間」、五十鈴川から「五十鈴の間」と名付けました。

8帖間ですので、およそ10人から20人ほどの会食が可能です。

もしご家族や友人でお越しになって「和室で!」と言って頂ければ、落ち着いた雰囲気の個室でお食事を召し上がって頂く事が出来ます。もちろん室料等はかかりませんのでご安心を!

朝熊の間

さて朝熊山と言えばご存知の如く、伊勢市と鳥羽市にまたがる山です。標高は555メートルとこの地方で最も高く、伊勢志摩国立公園内に位置し、古くから山岳信仰の対象となっています。

空海が真言密教道場として金剛證寺を設立したとされる山で、金剛證寺と伊勢神宮を結びつけて「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば片参り」と言われるようになりました。

この朝熊山には、伊勢志摩スカイライン(昭和39年開通、延長約16キロの有料道路)が現在の「おかげ横丁」近くから鳥羽市まで通っています。

五十鈴の間

そして五十鈴川は、伊勢神宮・内宮の西端を流れ御手洗場が作られており、先ほどの朝熊山のふもとを流れて伊勢湾に注ぐわけです。つまり朝熊山と五十鈴川は、2つ合わせて1つの記憶となっています。

今回、和室の間を作る事になった設計当時からこの名前を付ける事に決めていました。

私の場合、小学校や中学校の校歌は何故か思い浮かんで来ませんし、大学の校歌もピンと来ません。一番思い出深いのが高校の校歌です。

「そらの青、やまの緑、色映える神路のふもと意気高く、集えるわれらその名も~高校」と言うのが私の高校の校歌です。

この校歌を思い出す度に「朝熊山」の山並みが現れ、「五十鈴川」の川面が浮かぶわけです。そして今でも住んでいる初恋の人の事も…。

 

2.露天施設のご紹介

今回は「睡蓮の湯」「万両の湯」について紹介させて頂きます。

 

3.睡蓮の湯

睡蓮の湯

花言葉は「純情」「信頼」「清純な心」「優しさ」で、男湯の釜風呂にこの名前を付けました。

睡蓮と言えば、あのフランスの画家モネの絵が思い出されます。蓮(ハス)と睡蓮は、どこが違うのかと言いますと、蓮は葉や花が水面から立ち上がるが、睡蓮は葉も花も水面に浮かんだままという点です。

花の色は、白、ピンク、黄色、紫など様々ですが、私は白い花が好みです。まさに優しさ、信頼を表しています。

睡蓮の花

宗教的に蓮という花は重要な意味を持ち、特に仏教では泥水の中から清い美しい花を咲かせる姿が仏の象徴とされています。仏教でいう蓮とは、本来睡蓮の事であるらしいです。

花は7~8月頃に咲き、その葉の上でお釈迦様が悟りを開いたという、さもありなんと思料されます。低温のこの釜風呂の中で、貴男も貴男なりの悟りを開かれてみたら如何でしょうか?

 

4.万両の湯

万両の湯

女湯の座り湯にこの名前を付けました。

千両と並び縁起物として、正月飾り等に使われています。花言葉は「寿ぎ(ことほぎ)」「徳のある人」。

夏頃小さな白い花が咲きます。私は千両と万両がどう違うかよくわかりません。多分葉の部分がギザギザと男らしい方が千両だと思っています。

万両の花

「万両の湯」の近くには、この万両の木が植えてあります。まだ小さい木ですが、一度確認してみて下さい。

千両、万両どちらも言葉の響きがよく、縁起物に使われます。又百両、十両という木もあり、それぞれ背が低く実の数も少ない事から名付けられたそうです。

当館では、来場される人々の「心を満たす」のが目的で、縁起の良いものを集めてみました。