当館にご家族やご夫婦で来て頂きますと、一般的に男性の方が先にお風呂から出て、ホールの休憩処や和室の「南天の間」などで女性の方をお待ちするケースが多いようです。勿論女性同士で来て頂いた場合でも、なかなか上がってこないお連れの方をお待ちするケースもあると思います。
そこで当館には、そんな待ち合わせのちょっとした時間つなぎに、フロント横に化粧品(オリーブオイル・化粧品等)、お茶、プリザーブドフラワー、骨董品等をコンパクトに陳列したコーナーがあります。
そこに置いてあります椿油。これが意外と人気があるようで、来館ついでにお買い求め頂くお客様が多いそうです。椿油と言いますと、椿の種子から採取した油の事で、私も頭髪に少量つけています。髪の毛がまとまりやすくなるところや、何と言っても軽くつやが出るところが気に入っています。
昨今の高級化粧品からすると、かなりお買い得感のある昔ながらの椿油は、年配のお客様が多い当館ならではの売れ筋商品のようです。
さてツバキと言いますと、どうしても演歌の雰囲気が漂ってきます。
古い歌なので御存知ないかも知れませんが、都はるみの「アンコ椿は恋の花」という歌を思い出します。さらに個人的には、小林幸子が歌っています「雪椿」の「♪やさしさとかいしょのなさが 裏と表についている そんな男に惚れたのだから ~ 花は越後の 花は越後の雪椿」という1番の歌詞が大好きです。2曲とも作詞は星野哲郎です。
又、チョー・ヨンピルの空前のヒット曲「釜山港に帰れ」の「♪つばき咲く春なのにあなたは帰らない」という歌詞も印象的でした。
ただ、ツバキと言うといかにも情感的な響きですが、英語では「camellia」と言います。私がよく行くゴルフ場の名称にもなっています。名前の通りツバキがコースサイドに数多く植えてある楽しいコースです。
又、ツバキとサザンカ(山茶花)は良く似た花ですが、サザンカはツバキと異なり、花びらが一枚一枚バラバラになって散るところが特徴だと言われています。
ツバキの花言葉は、誇り、完璧な魅力。白い花は理想の愛、赤い花は控えめな愛を表します。
何はともあれツバキは、へアケア、スキンケア、食用、薬用にと重宝されています。店主おススメの椿油は、年配の方への土産物や贈り物として喜んで頂けると思いますよ。