少し日が空いてしまいましたが、先週の冬至の日、私は伊勢神宮の宇治橋前におりました。
伊勢市観光協会の出務として、冬至の恒例行事である「南瓜(かぼちゃ)と柚子」の奉納に参加させていただくためです。
この時期の伊勢神宮は、宇治橋の大鳥居の真ん中から朝日が昇るという、とても神秘的な光景が見られます。
当日は、その瞬間をひと目見ようと、朝早くから驚くほど多くの方が集まっていました。
凛とした、というよりは「刺さるような」厳しい寒さ。
それでも、鳥居の向こうから黄金色の光が差し込んだ瞬間、辺りは不思議な温かさに包まれ、皆さんの表情がパッと明るくなったのが印象的でした。
無病息災を願い、南瓜と柚子を奉納しながら、 「この後、皆さんの冷え切った体が少しでも早く温まりますように……」 と、温浴施設で働く身としても、ついそんなことを考えてしまいました(笑)。
冬至から1週間が経ち、今年も残りわずかです。
伊勢参りの帰り道、あるいは寒さで体がこわばってしまった時は、ぜひ当館のお湯に浸かりにいらしてください。 伊勢神宮からはお車で15分ほど。
神聖な空気で心が整ったあとは、温かいお風呂で体をゆったりと解き放つ。
そんな伊勢の冬の過ごし方、おすすめですよ。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。
