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みたすの湯ブログ

2014.12.24

こんにちは。暮れも押し迫り、みなさま慌しくお過ごしではないでしょうか。

仕事納め、忘年会、年末年始の準備など忙しい日々を迎えている方もたくさんいらっしゃるようですね。

風邪も流行ってきております。体調管理にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

疲れたときはほっと一息、みたすの湯へお越しくださいませ。

 

さて、みなさまはみたすの湯の廊下にずらりと並ぶ絵画をご存知ですか?

壁の絵画が細く続く廊下を男湯のむこう、女湯の前まで続いています。

歌川広重による浮世絵木版画、「東海道五十三次」が館内をぐるりと回るように展示してありました。立ち止まってご覧になった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

先日、みたすの湯では従業員総出で絵画の掛け換えを行いました。

新しい絵画も浮世絵。

でも、こちらは富士を描いた作品、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」です。

 

こちらの波の絵「神奈川沖浪裏」はとても有名ですね。

「神奈川沖浪裏」

絵画の説明文より抜粋しますと…

 

北斎は当時江戸市中で八百八講ある盛んな富士信仰の影響を受け、日本各地から見える富士を描くにあたり、そこに生活する人達の姿を入れて描くという壮大なテーマに挑んだ。その図は、東京都十七図、茨城県1図、千葉県二図、神奈川県八図、山梨県七図、静岡県八図、愛知県二図、一都七県にも及ぶ広範囲なものである。

長年の挿絵、スケッチで鍛えられた北斎独特の人の動き、波の動きと神秘的な富士を白、藍、赤で描く工夫が、人の意表をつく奇抜なデザインを生み、卓越したデッサンから、三役といわれる「凱風快晴」「神奈川沖浪裏」「山下白雨」の傑作を生み出し、「冨嶽三十六景」は、まさに江戸文化の真髄を今に伝える「日本の美の至宝」といえる作品である。

 

なるほど!江戸時代に富士山を神様として信仰し、拝んでいた、という富士信仰から出来上がった作品なんですね。また東海地区から関東にかけて、各所から描かれた風景画とのこと。

北斎はどんなところから富士を見ていたのでしょうか!

葛飾北斎

浴場前長廊下にもずらずらずらり。

目を見張るほど奇抜な構図があるので、ゆっくり歩きながらじっくりとご覧下さい。

風景だけでなく、絵画には様々な人物が登場します。

街の人々、行商人、駕籠舁、馬子、侍、行者、大名行列、鉄砲隊、修行僧、漁師、大工、瓦職人、木こり、桶職人、巡礼の人々、農夫、子守の女、お内儀、親子、旅人…

当時の生活の様子が見えてとてもおもしろいです。

葛飾北斎

この絵、知っています!見たことあります!

題名は「凱風快晴」とのこと。

「凱風快晴」

マッサージチェアに座って見ることもできます。

桜満開の絵の中には御花見をしている人々の様子も見られ、なかなか興味深いです。

「山下白雨」

右側の絵は「山下白雨」。三役のひとつです。

葛飾北斎はあの有名な画家ゴッホや、「海」などで有名な作曲家ドビュッシーなど、ヨーロッパの芸術家にも影響を与えたといわれています。

 

こちらは「東都浅草本願寺」。凧が上がっているからお正月でしょうか?

凧揚げをしている画は他にもあります。ぜひ探してみてくださいね。

「東都浅草本願寺」

さて、もうすぐお正月!!

みたすの湯のお正月イベント情報もまたあらためてお知らせいたします。

チェックしてくださいね。

 

スタッフふじむら

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